GCPでWindows 環境構築&リモートデスクトップで接続する方法

GCPでWindows 環境構築&リモートデスクトップで接続する方法

Google Cloud Platform (GCP) でWindows 環境構築 してリモートデスクトップ(RDP = Remote Desktop Protocol)する方法をご紹介します。


はじめに

Windows Server のブートディスクは、GCP 無料枠Always Free プログラム)で使用することができません。
そのため、アカウントの課金を有効にする必要があります。

※ 他の対象となるGCP プロダクト/ サービスは無料トライアルクレジットおよびAlways Free プログラムを適用できます。

GCE インスタンスの作成

GCP Console から「Compute Engine」の 「VM インスタンス」をクリックします。

GCP Console:GCP Console:VM インスタンスを選択
GCP コンソールからからVM インスタンスを選択。

「作成」をクリックします。

GCP Console:VM インスタンスの作成
VM インスタンスを作成。

VM インスタンスの設定

インスタンス名称

インスタンスの名前は、好きな名称にします。

VM インスタンス:インスタンス名
インスタンス名は後で変更できない。

リージョン

インスタンスのリージョン先を選択します。

VM インスタンス:リージョン選択
日本国内であれば、「東京(asia-northeast1)」または「大阪(asia-northeast2)」です。

GCP のリージョン レイテンシーは、非公式 Measure your latency to GCP regions で測定することができます。

※2020年1 月時点では、東京と大阪にE2 シリーズが適用されていません。

マシンの構成 

インスタンスのマシンを選択します。
ここでは、Adobe Premiere Pro が推奨するスペックに合わせます。

Adobe Premiere Pro 推奨スペック
・OS:Windows 10 64bit
・CPU:Intel 第7世代以降 または同等のAMD
・メモリー:16 GB 以上
・GPU:4 GBのVRAM

VM インスタンス:マシンの構成

ブートディスク

「ブートディスク」を選択し、オペレーティング システムを「Windows Server」、バージョンを好きなモデルを選択します。

VM インスタンス:ブートディスクの選択
Windows Server のブートディスク サイズは、50 GB以上。

ブートディスク サイズはあとから追加することもできます。

Server と Server Core の違いは、「Windows Server の Server Core インストールオプションとは」をご覧ください。

プリエンプティブ

プリエンプティブ をONにする場合、
「管理、セキュリティ、ディスク、ネットワーク、単一テナンシー」を選択し、可用性ポリシー のプリエンプティブを「オン」に変更します。

VM インスタンス:プリエンプティブの選択
プリエンプティブの最長は24時間、しかし突然終了することがある。

各項目を設定し、「作成」ボタンをクリックします。

VM インスタンス:インスタンスの設定完了

IP の固定化

デフォルトでは、インスタンスのIP アドレスは動的になっています。
再起動を行うたびにIP アドレスが変更されてしまうため、IP アドレスを静的にします。

左上の「≡」メニューをクリックして、「VPC ネットワーク」の「外部 IP アドレス」を選択します。

IPアドレス固定化:外部 IP アドレス を選択

タイプをエフェメラルから「静的」に変更します。

IPアドレス固定化:エフェメラル から静的に変更。
エフェメラルとは、”一時的に割り当てられる動的な”という意味。

適当なIP アドレス名称を入力し、「予約」をクリックします。

IPアドレス固定化:静的 IP アドレスの予約
名前 に使用できる文字は、小文字、数字、ハイフンのみ。

Windows Server インスタンスの外部 IP アドレスが静的になりました。

インスタンスに接続

Windows パスワードを設定

インスタンス名称をクリックします。

VM インスタンス:インスタンスに接続
作成したインスタンスをクリック。

リモート アクセスの「Windows パスワードを設定」をクリックします。

VM インスタンス:Windows パスワードを設定

Windows ユーザーを作成するために、ユーザー名を入力します。

Windows パスワードを設定:ユーザーを作成

ユーザーのパスワードを作成します。

Windows パスワードを設定:ユーザー パスワードの作成
※このパスワードは、一度しか表示されません。パスワードを忘れた場合は使用しているユーザ名を入力することでパスワードは再設定することができます。

リモート デスクトップ(RDP)でアクセス

「RDP」をクリックします。

VM インスタンス:RDP の選択

次のポップアップが表示されます。
Windows Server に RDP でアクセスするために、Chrome RDP 拡張機能のChrome RDP for Google Cloud Platform を利用して、直接 RDP でインスタンスへ接続を行います。

Chrome RDP 拡張機能を利用してインスタンスに接続
Chrome ウェブストア:Chrome RDP 拡張機能のChrome RDP for Google Cloud Platform
Chrome ウェブストア から拡張機能をダウンロード。

「RDP」をクリックします。

VM インスタンス:RDP の選択

Username とパスワードを入力します。

Chrome RDP:Windows アカウントの入力
作成したWindows ユーザーとパスワードを入力。

「Continue」をクリックし、インスタンスに接続します。

Chrome RDP:VM インスタンスへの接続

接続完了すると、Windows 画面が表示されます。

Chrome RDP:VM インスタンスのWindows 画面
デフォルトの使用言語はEnglish (United States)。

以上の設定で GCP にWindows VM インスタンスの構築に、RDPでの接続が完了となります。

1ヶ月の利用金額

1日 8時間 で1ヶ月(30日)利用したらいくらになるのか?を算出してみます。
(継続利用割引 あり)

ブートディスクのWindows Serverは、どのDatacenter シリーズをを選んでも使用料は、$58.40/月です。

e2-standard-2

次のVM インスタンス 構成にした際は、0.169 USD / 時、40.56 USD / 月 になります。
n1-standard-2 で同じ構成をしても価格は同等です。

  • ブートディスク:Windows Server
  • リージョン:台湾(asia-east1)
  • マシンタイプ:e2-standard-2(2vCPU、8 GB)
  • ゾーンSSD 永続ディスク:50 GB
  • プリエンプティブ:オフ

プリエンプティブを「オフ」にすると 0.115 USD / 時、27.6 USD / 月になります。約-67% の費用を抑えることになります。
ただし、プリエンプティブの最長稼働は 24時間でいつインスタンスが落ちるわかりません。

永続ディスク

永続ディスクは「HDD」「SDD」の2つのタイプがあります。

  • ゾーンSSD 永続ディスク:50 GB:8.50 USD / 月
  • ゾーンHDD 永続ディスク:50 GB:2.00 USD / 月

※Windows Server のディスクサイズは、最低 50 GB からです。


これでGoogle Compute Engine 上でのWindows 環境を構築することができました。
次の記事で、構築したWindow 環境に以下の初期設定を行います。

  1. ダウンロードが行えるように「Internet Explorer (IE)の設定変更」。
  2. ストレスをなくすために「Windows 言語を日本語 変更」。

【RDB】GCP × Windows 仮想環境の初期設定」をご覧ください。

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