2020年7月のGCP 利用料とアクセス数

2020年7月のGCP 利用料とアクセス数

2020年7月のGoogle Cloud Platform(GCP) 利用料金とアクセス報告です。
1月「WordPress×GCPでの1月の運用費 報告」と同じ趣旨ですが、あれからアクセス数が大きく伸び月間 1万PV になり、GCP 利用料金にも変化が出てきたので情報共有します。

結果報告:7月のサマリー

※ ここでの数字は2020年7月1日 〜 31日までの期間になります。

GCP 利用料とアクセス数の結果は次です。

  • GCP 利用料:$0.74
  • アクセス ユーザー:5,666
  • PV数:12,984

※ PV:自分からアクセスは除外しているのでPV数には含まれていません。

WordPress は「無料を目指してGCPでWordPress 環境構築」で紹介したGCP 構成で使用してます。

  • Google Compute Engine(GCE)
    • リージョン:us-west1(オレゴン)
    • VM インスタンス:f1-micro
    • 永続ディスク:HDD 30 GB
  • Google Cloud Storage(GCS)
    • リージョン:us-west1(オレゴン)
    • ストレージ クラス:Standard

アクセス数

Google Analytics: 2020年7月 チャート
Google Analytics: 2020年7月 サマリー

7月はVM が短い時間に数回 落ちていましたが、大きな問題がなく運用することができ、約 1.3 万 PV でした。
記事の良さ というより「Google」というカテゴリ/キーワードが非常に強いという要因なのですが、言い換えるとGoogle 公式ページがカバーできていない領域(トピックや説明)を取りに行けているのではないか?と思っています。

最近、Google Cloud パートナーであるクラウドエースさんやトップゲートさん から、Google では絶対に出せない、他のプロダクトとの比較記事やGoogle プロダクトの考察記事っとビジネス コンテンツからエンドユーザー ファースト コンテンツ に転換されてるので、個人ブログとしてはどうやって内容が被らないようにするのか悩んでいます。

チャネル

Google Analytics:チャネル チャート:2020年7月
Google Analytics:チャネル サマリー:2020年7月

自然検索が主な流入で、新規ユーザーからのアクセスがほとんどでした。
アクセス ユーザーの80 %以上が新規ユーザーで「サイトとして魅力が無い」状態になっています。というのもGoogle Cloud はGoogle 技術について調べたい方々が多いので技術考察であればQiitaさん、精度が高い情報であればGoogle Cloud パートナーさん と棲み分けができており、調べに行くサイト(信用できるサイト)がユーザーの中で決まっているなのでは?と考えています。

また、記事の多くは情報のまとめという転載形式が多いのでサイトに魅力がないのも当然の結果ともいえます…。

Google Cloud Platform の利用状況

Google Cloud Platform の費用

GCP: 2020年7月 請求金額

上記でも紹介したようにGCE とGCS を使用しています。これらはAlways Free プログラムに適応内の構成にしておりますが、無料範囲を超えてしまったので料金が発生しました。

GCP: 2020年7月 SKU 別請求金額

発生した費用のSKU(プロダクト名目)は次になります。

  • Google Cloud Storage
    • NA-based Storage egress via peered/interconnect network:$0.39
    • Download Worldwide Destinations (excluding Asia & Australia):$0.26
  • Google Compute Engine
    • Network Egress via Carrier Peering Network – Americas Based:$0.10

価格の調べ方

GCP の料金履歴にはSKU があります。
そのSKU をGoogle Cloud Platform SKUs でSKU IDを入力することで価格の概要を知ることができます。
ただ、英語表記で概要になるので具体的な情報になると各プロダクト 料金ドキュメント(日本語)で調べるとより深く知ることができます。

費用が発生した各SKU

NA-based Storage egress via peered/interconnect network は、正しい日本語 名目は記載されていませんが「ピア リング/CDN Interconnect ネットワークを介したNA ベースのストレージ(下り)」です。
これはGCP のCDN プロバイダを通して使用した際に発生するCDN Interconnect 料金です。
当サイトはCloudFlare を使用しており、GCEとGCS に接続しているので特別料金が自動的に適用されます。

Download Worldwide Destinations (excluding Asia & Australia) は、「下り(外向き)送信先: 世界各地(アジア、オーストラリアを除く)」です。
これはオーストラリア以外の異なる大陸間(US から ASIA またはEU-WEST1 から SOUTHAMERICA-EAST1)のデータの移動で月間使用量により金額が決まります。
使用しているGCS リージョンはus-west1(オレゴン)です。サイトをサクセス元は日本が多いので米国リージョンから日本リージョンへと大陸間でのデータが移動しているので発生しました。これが大陸内であれば発生しない料金になります。

月間通信量は2.13 GB を使用していたので0.14 USD が発生しました。

Network Egress via Carrier Peering Network – Americas Based は、「キャリアピアリング ネットワーク経由のネットワーク(下り)-APAC ベース」です。
これも上記のGCS と同じでGCP のCDN プロバイダを通して使用した際に発生するCDN Interconnect 料金です。

CloudFlare 等のCDN プロバイダを使用すると上がりは無料ですが、下りの通信量に応じて費用が発生します。

Google Compute Engine の使用状況

Cloud Monitoring:GCE VM インスタンス CPU使用率:2020年7月
GCE VM Instance – CPU utilization

GCE:us-west1 でf1-micro を利用しています。
f1-micro は最もパワーがないVM インスタンスですが、一日 500PVでも十分持ち堪えてくてますが記事作成/編集や画像アップロードを行うとVMに負担がかかり挙動が遅くなります。WordPress内で画像圧縮などさせるとCPU 使用率は80%超えをするので、内部処理プラグインから外部処理プラグインに変更するのがいいです。

また、SEO やレイテンシーを考えるなら、米国リージョンから日本リージョンにVM を置くのが良いのですが、Always Free プログラム に適応させるために米国リージョンにしております。
やっぱり、無料枠 という言葉には逆らえません…

Google Cloud Storage の使用状況

Cloud Monitoring:GCS Bucket:2020年7月

GCS:us-west1 のRegional に4,000 オブジェクトを格納しており、711.637 MB を使用しています。
GCS の無料枠はストレージ:5 GB/月、北米から下り:1 GB/月 ですが、オブジェクトは軽いほうがSEOとユーザーにとっても良いので圧縮しています。

まとめ

サイトの問題・改善点は勝手にやれと置いておいて、
ある程度アクセスがあるとGCP の費用が発生します。言い換えるなら、通信量を抑えるまたは少ない状態であればGCP で無料で運用することができます。
費用が発生しても100円 も掛かりませんでした。
エックスサーバー/ ロリポップ!/ さくらのレンタルサーバ などのレンタルサーバで運用されているなら、GCP に乗り換えるのもアリかと思います。

気になっていた外部 IP アドレス料金(External IP Charge on a Standard VM)は発生していませんでした。
公式ドキュメントでは「2020年3月31日 から」と記載されているので費用が発生すると思っていましたが、別のドキュメントを見る、f1-micro 一つだけの運用であれば外部 IP アドレス料金は発生しないようです。

Google Cloud の無料枠は、VM インスタンスで使用されている外部 IP アドレスについても提供されています。使用中の外部 IP アドレスは、当月内の合計時間数と同等の時間数を使い切るまで追加料金なしでご利用いただけます。使用量は、使用中の外部 IP アドレスすべての合計が集計されます。使用中の外部 IP アドレスに対する Google Cloud の無料枠は、f1-micro インスタンスだけでなく、すべてのインスタンス タイプに適用されます。

Google Cloud の無料枠 > Compute Engine から引用

GCP を検討していると「GCP × WordPress のコストは?」「f1-micro はどこまで使えるの?」などが気になると思います。
これが全てではないですが、一つの目安として参考にしていただけると嬉しいです。

GCP × WordPress に興味がありましたら「無料を目指してGCPでWordPress 環境構築」をご覧ください。

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