GCP でWordPressを構築:Marketplace でWordPressを検索

【WordPress構築 編】GCP でWordPress をクリック操作のみでデプロイ

WordPress 構築時間は早ければ30分以内で構築するができます。
その際の手順をフェーズに切って、記事化しました。


はじめに

GCP の「Marketplace」を使い、WordPress をデプロイします。
そして、運用コストは出来る限り抑えたいのでAlways Free(永続無料枠) プログラムに適用できるようにしたいと思います。

Always Free プログラム について

Google Cloud Platform の無料枠

Always Free プログラムでは、使用制限の枠内で多くの一般的な GCP リソースに無料でアクセスできます。リソースは通常、1 か月間隔で提供されます。Always Free のリソースはクレジットではないため、期間をまたがって累積されたり、繰り越されたりすることはありません。
無料トライアルとは異なり、Always Free は特別なプログラムではありません。これは GCP アカウントに通常含まれるものです。

Google Cloud Platform の無料枠

Always Free は、$300 無料トライアルが終わってもトライル期間終了後も使用制限の枠内で多くの一般的な GCP リソースに無料で使用できるプログラムです。
プログラムの対象者は次の条件を満たしている必要があります。

  • Google とカスタムの契約や料金体系を締結していない。
  • アップグレードした請求先アカウントを持っている。アップグレードしたアカウントは、無料トライアル専用のアカウントではなく、使用料が請求されます。
  • アカウントが適切な状態であること。

Google Cloud Platform でWordPress を構築

すでにGCP アカウントとプロジェクトを作っていると前提ですすめます。

左上のメニュー「≡」を選択し、「Marketplace」をクリックします。

GCP でWordPressを構築:ホーム

検索バーに「WordPress with NGINX and SSL Certified by Bitnami and Automattic」と入力し、「COMPUTE ENGINE 上で起動」を選択します。

このWordPress with NGINX and SSL Certified by Bitnami and Automattic は、 WordPress に必要なソフトウェアが含まれたパッケージで、無印のWordPress より手軽にWordPress を構築するができます。

GCP:MarketPlaceでWordPress with NGINX and SSL Certified by Bitnami and Automatticを選択

Marketplace には様々なWordPress 環境があり、他のWordPress パッケージを使用する際はソフトウェアのバージョンに気をつけてください。
パッケージ 配信元が更新していない可能性があります。

※ 2020年7月の中でWordPress バージョンは「5.4.2」です。

無印のWordPress のソフトウェア情報
ソフトウェアのバージョンが古い。

次に各項目を変更し、「デプロイ」 をクリック。
Google Compute Engine をAlways Free に適応するために、以下の条件にします。

  • インスタンス マシンタイプ:f1-micro
  • リージョン:us-east4(北バージニア) を除く米国リージョン
  • HDD サイズ:30 GB /月

※ 日本 東京から一番近いリージョン は「us-west1(オレゴン)」8,008.86 km になります。

GCP Marketplace: WordPress with NGINX and SSL Certified by Bitnami の設定
Always Free (無料枠)に合わせたGoogle Compute Engine のVM インスタンス。
  • Deployment name(管理用の識別名):適当な名称 にする
  • Zone(ネットワークの拠点):us-east4 以外のus-xxxxx-x を選択する
  • Boot disk size iN GB(インスタンスが内蔵するHDD容量):30 に変更する

「デプロイ」をクリック後、数分待つと自動的に構築したWordPress の設定情報が表示されます。
これでGCP 上でWordPress が構築され、すぐに利用することができます。

GCP Marketplace: インスタンス デプロイの設定情報
外部IPアドレスを静的化していないため、インスタンスを停止するとIPアドレスが変更される。

外部 IPアドレスをブラウザに入力し、Wordpress が公開されている事を確認します。

GCP Marketplace: デプロイしたWordpress
この時点では静的 IPアドレス / DNS /SSL 設定はできていません。

構築したWordPress 情報を確認

先ほどデプロイしたインスタンス情報は、左上の「≡」メニューを選択し、「Deployments Manager」の「デプロイ」をクリックします。

GCP:Deployments Manager

「デプロイ名」を選択します。
デプロイしたWordpress 設定情報が表示されます。

GCP Marketplace: インスタンス デプロイの設定情報

次のフェーズでは、IPアドレスの固定化 とCloud DNS でドメイン設定 を行います。


まとめ

GCP のMarketplace を使うと既にパッケージ化されたWordPress を使うので、実質構築することなく利用できます。また時間も5分もかかりません。

今回は「WordPress with NGINX and SSL Certified by Bitnami and Automattic」を使用しましたが、お好きなパッケージされたWordPress を選んでください。

慣れていない方で最初に悩むのは「どのWordPress を選択すればいいか?」「どのスペック(マシン タイプ)が良いのか?」だと思います。
今回はAlways Free に適用するために最も非力なマシンタイプ「f1-micro」にしました。また、リージョン「us-west1-c」とアメリカを選択しましたが、商用や大規模な運用をされるのであればハイスペックなマシンタイプにターゲットのリージョンに変えることをおすすめします。

WordPress の運用方法にもよりますが、1万 PV/月 であればf1-micro で十分ユン用できます。

全記事

  1. 【概要 編】無料を目指してGCPでWordPress 環境構築
  2. 今ココ→【WordPress構築 編】GCP でWordPress をクリック操作のみでデプロイ
  3. 【ドメイン設定 編】IPアドレスの固定化&Google Domains でドメイン設定
  4. 【WordPresss設定 編】WordPressのアップロード上限を変更&Bitnami バナーの削除
  5. 【https化 編】SSL 証明書の発行とリダイレクトの設定
  6. 【Cloudflare設定 編】Webサイトの表示速度を高速化
  7. 【WP-Stateless設定 編】WordPres の画像をGoogle Clould Storage へ移行/バックアップ

後日 編