【支払い 編】WordPress×GCPでの1月の運用費 報告

【支払い 編】WordPress×GCPでの1月の運用費 報告

このブログサイトは、2019年11月にGoogle Cloud Platform (GCP) にWordPress を構築しました。1月度 のGCP 利用金額の請求が来たので、ちょうどいい機会だと思い、「GCP でWordPress を運用するとどれぐらい月額かかるのか?」「どれぐらいのアクセスならf1-micro は耐えれるのか?」を共有したいと思います。


はじめに

このブログサイトは、次のGoogle プロダクトを利用してWordPress を運用しています。また、Google Cloud のAlways Free プログラムの適用範囲のプロダクトにしています。

  • Google Compute Engine (GCS)
  • Google Cloud Storage (GCE)
  • 外部 IP アドレス
  • Google Domains

GCP 上でのWordPress構築方法は、「無料(0円) 運用を目指してGCP×WordPress 構築」をご覧ください。

Google Domains は年間一括払いなのでGCP とは違うプロダクトのため、ここではスキップします。

1月のGCP 利用金額

2020年1月1〜31月 GCP 利用金額は、0.12 USD、日本円だと 13.08 円になります。2019年12月は運用が安定していなかったのでインスタンスを作ったり、消したりと色々錯誤してしまったため、0.51 USD も発生しましたが -80.95% を抑えることができました。

GCP プロダクト別での費用は、このような価格になりました。
・Google Cloud Storage:$ 0.08
・Google Compute Engine:$ 0.04

2020年1月度 GCP 利用金額の線グラフ(日別)
2020/01/01〜31 期間のGCP 利用金額 線グラフ(日別)

あれ? IP アドレスは課金対象では…

不思議に思うことが2020年1月1日からVM インスタンスのIP アドレスが課金対象になり、1ヶ月 $2.88(約315 円)を発生する想定だったのですが、それを下回る使用金額になりました。

Google Cloud のAlways Free プログラム のCompute Engine の項目を確認すると以下の注意書きが追記されていました。

注: Google Cloud では、2020 年 1 月 1 日から VM インスタンスの外部 IP アドレスの使用に料金がかかります。 ただし、Google Cloud の無料枠では当月内の合計時間数と同等の時間数を使い切るまで、使用中の外部 IP アドレスを無料でご利用いただけます。使用中の外部 IP アドレスの Google Cloud 無料枠は、f1-micro インスタンスだけでなく、すべてのインスタンス タイプに適用されます。

Google Cloud の無料枠 のCompute Engine より引用。

上記の説明では無料なのか課金なのか分からなかったため、Google Compute Engine ドキュメントを確認してみました。

注: Google Cloud では 2020 年 1 月 1 日から、無料枠に該当しない公開アドレスの VM インスタンスについて、追加料金を導入します。転送ルールなど、他の公開アドレスのリソースは課金されません。 静的外部 IP アドレスを予約したものの使用していない場合、その IP アドレスについては以下の表に従って課金されます。静的外部 IP アドレスを予約し、VM インスタンスや転送ルールなどの Compute Engine リソースとともに使用している場合、そのアドレスは使用中とみなされ、それについては課金されません。

静的外部 IP アドレスを予約したものの使用していない場合、その IP アドレスについては以下の表に従って課金されます。静的外部 IP アドレスを予約し、VM インスタンスや転送ルールなどの Compute Engine リソースとともに使用している場合、そのアドレスは使用中とみなされ、それについては課金されません。

Compute Engine>ドキュメント>リソース>外部 IP アドレス料金 より引用

Google Cloud 無料枠外のVM インスタンスでも、IP アドレスを使用している場合は課金対象外になるようです。
IP アドレスを予約しているが使用していない場合は、課金対象になるようです。

プロダクトのサービス(内訳)を調査

IP アドレスが課金にならない事が確認できたので、「0円 GCP でWordPress 運用」が可能となります。
各プロダクト の何に費用が発生したか確認したいと思います。

Google Cloud Storage

GCS は、0.08 USD が発生しており、SKU ID を確認すると1点 のみで費用が発生していました。

※ SKU はStock Keeping Unit の略で、日本語訳は最小の管理単位 です。

  • NA-based Storage egress via peered/interconnect network:$ 0.08

7日 / 13日 / 16日 / 20日 で 0.01 USD づつの支払いが発生していました。小一時間 調べても一切の情報がなく、何の課金が分かりませんでした…

2020年1月度 GCP 利用金額の線グラフ(日別):Google Cloud Storageの利用金額
GCS のSKU 一覧

Google Compute Engine

GCE は 0.04 USD が発生しており、SKU ID を確認すると次の2点で費用が発生していました。

  • Network Egress via Carrier Peering Network – Americas Based:$ 0.03
  • E2 Instance Core running in Americas:$ 0.01

1月20日 に一時的にVM インスタンス のマシンをE2 に切り替えいました。E2 はAlways Free プログラム対象外のため、ネットワークとインスタンス に金額が発生しました。

f1-micro から E2 への一時的なマシン タイプの変更を行わなければ、GCE は一切の費用がかからず 0 円で運用することができていたことになります。

2020年1月度 GCP 利用金額の線グラフ(日別):Google Compute Engine の利用金額
GCE のSKU 一覧

VM インスタンスの稼動状況

アクセス数

このブログの月間ページビューは、3,081 PV / 2,355 ユーザーです。1日あたり 99.38 PV / 75 ユーザです。
PV数でわかるブロガー番付 によるとこのブログは、初級の月間 3,000 PV 以上 脱ビギナーです。

Google アナリティクス:2020年1月度 ページビュー数(線グラフ)
Google アナリティクス:2020年1月度 ページビュー数(線グラフ)

CPU 率

最も使用しているのが1月20日で27.48% でした。これは画像を大量アップロードした時でした。また、所々グラフが跳ね上がっているのは同じく画像のアプロードで所々で少し跳ね上がっているのが記事を作成や編集しているときのものです。
何も行っていない日だと5〜10 %ぐらいの使用率です。何も行わなければ1日 500 PV程度でもf1-micro インスタンスでも耐えれそうです。

VM インスタンス:CPU 使用率(線グラフ)
1月のCPU 使用率(線グラフ)

ネットワーク バイト

数回ですが飛び上がっている日がありますが、Google アナリティクスのページビューと合わせても急激なアクセスではないので、大量の画像を読み込んでいる記事でも見ているかダウンロードされているのかもしれません。

VM インスタンス:ネットワーク バイト(線グラフ)
1月のネットワーク使用グラフ

まとめ

1日 100 PV 程度であれば、f1-micro インスタンス で十分 WordPress 運用が可能です。また、無料(0円)運用は難しいですが0 円に近い費用で運用が行えます。そのため、エックスサーバーやWordPress.comやロリポップ などでWordPress 運用するよりはコストが安いのではないかな?と思います。

Google Cloud のAlway Free 内にするために、マシンタイプをf1-micro を選択していますがf1-micro は、GCP で最も貧弱なマシンタイプのため、記事の作成や画像のアップロード 等を行うとVM インスタンスに大きな負荷となってしまい、挙動が重たく感じるときが多々あります。これはWordPress に導入しているプラグイン数や種類によっては、挙動が軽かったり重たかったりするかもしれません。

VM インスタンス内で処理する画像最適化 プラグインを利用するとCPU 使用率が150% 超えるので、f1-micro では耐えれません。画像最適化を行う際にはインスタンスを停止し、よりパフォーマンスが高いマシン タイプを切り替えて行ったほうがいいです。

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