Google 謹製「Site Kit by Google」の使い方 〜導入と設定 方法〜

Google 謹製「Site Kit by Google」の使い方 〜導入と設定 方法〜

※ 2020年6月29日に記事内容を最新化しました。

Google 謹製のWordPress プラグイン「Site Kit by Google」が非常に素晴らしかったのでご紹介したいと思います。

まず、多くの記事で「Site Kit は解析や分析 プラグイン」と記載されていますが、それは側面だけで重要な事を知らない記事です。または投稿日がとても古い記事です。

Site Kit の素晴らしい機能は次の3つになります。

  1. Google アナリティクスやSearch Console などのGoogle サービスと連動でき、統計情報をWordPress ダッシュボードで確認できる。
  2. Webサイトのコードを編集することなく、Google AdSenseやGoogle アナリティクス のコードを自動で挿入できる。
  3. 新しいSEO指標 Core Web Vitals の指標スコアがダッシュボードで確認できる。

個人的には「2」がとても重要だと思っています。
Site Kit の使用感やハマりどころを「Google公式『Site Kit by Google』でハマったことや使用感について」にまとめております。


Site Kit by Google とは

Site Kit はGoogle 公式が開発したWordPress プラグインです。
2018年 12月 6日にSite Kit という名称でβリリースをされ、2019年 10月 31日にWordPress プラグインとして、Site Kit by Google を正式リリースしました。

Site Kit is the official WordPress plugin from Google for insights about how people find and use your site. Site Kit is the one-stop solution to deploy, manage, and get insights from critical Google tools to make the site successful on the web. It provides authoritative, up-to-date insights from multiple Google products directly on the WordPress dashboard for easy access, all for free.
(Site Kit はGoogle が提供するWordPress の公式プラグインで、ユーザーがサイトを見つけて利用する方法を知るためのものです。Site Kit は、Web上でサイトを成功させるための重要なGoogle ツールの導入、管理、洞察を行うためのワンストップソリューションです。複数のGoogle 製品からの信頼できる最新情報をWordPressのダッシュボード上に直接表示し、簡単にアクセスできるようにしています。)

Site Kit by Google から引用

Site Kit by Google 導入方法

WordPress にSite Kit の導入を行います。
WordPress プラグインの導入は、「ZIP 形式のプラグインファイルをアップロード」「ダッシュボードからインストール」の2つがありますが今回は「ダッシュボードからインストール」で行います。

WordPress にSite Kit をインストール

WordPress 管理画面の左ナビゲーションからプラグインの「新規追加」をクリックします。

右上の検索バーに「Site Kit」を入力し、検索結果からSite Kit by Google の「今すぐインストール」を選択します。
そしてステータス変更後の「有効化」をクリックします。

Site Kit:プラグインのインストール

有効化 後、「Congratulations, the Site Kit plugin is now activated.(おめでとうございます。SiteKitプラグインが有効になりました。)」と表示されます。
通知の「START SETUP」をクリックします。

Site Kit:インストール成功

Sing in with Google」をクリックします。

Site Kit:設定

Google アカウントの認証、Site Kit へのアクセス許可 を行い、Site Kit アカウント設定を完了します。
Go to my Dashboard」をクリックし、Site Kit のダッシュボードに移動します。

Site Kit:アカウント設定完了

以上でWordPress にSite Kit の導入は完了となります。
次は各Google サービスとの連携設定を行い、ダッシュボードに各数値の表示や自動コード入力設定を行います。

Site Kit の機能について

Site Kit の機能は次の3つになります

  1. Google アナリティクス やSearch Console などのGoogle サービスと連携。
  2. Google AdSense / Google アナリティクス / Google タグマネージャー コードを自動挿入。
  3. Core Web Vitals の指標スコアの表示。

1. Google サービスとの連携 設定

Site Kit は次のGoogle サービスと連携することでダッシュボードでインサイト表示が行えます。

  • Search Console
  • Google AdSense
  • Google アナリティクス
  • PageSpeed Insights
  • Google Tag Manager
  • Google Optimize

※ 連携するには事前にGoogle サービスでアカウントを作成しておく必要があります。

連携するGoogle サービスの「Connect Service」をクリックします。

Site Kit:Google サービスとの連携

先程のSite Kit アカウントと同様にGoogle アカウントの認証、Site Kit からアクセス許可 を行い、Google サービスとの連携を完了します。
連動するプロパティとビューを選択し、「CONFIGURE ANALYTICS」をクリックします。

Site Kit:Google Analytics プロパティと連携

Google Tag Manager・Google Optimize の連携

Google Tag Manager とGoogle Optimize は、左ナビゲーションからSettinngs を選択し、上部タブの「CONNECT MORE SERVICES」を選択します。
連携は先程と同様になります。

Site Kit:他のGoogle サービスと連携

 2.コード自動挿入

Site Kit では、次のGoogle サービスのコードをページ ソース内に自動挿入を行えます。

  • Google AdSense
  • Google アナリティクス
  • Google Tag Manager

※ 自動挿入を行うには、「1.Google サービスとの連携 設定」で事前に連携しておく必要があります。

Google サービスを連携した状態でのデフォルト「自動挿入を行う」に設定されています。

左ナビゲーションのSite Kitから「Settings」を選択し、上部タブのCONNECTED SERVIESから自動挿入 設定を行うGoogle サービスを選択し、「Edit」をクリックします。

Site Kit:Google AdSenseの設定

Google AdSense の設定

Google AdSense では、自動的にGoogle AdSense アカウントが設定されており、コードの自動設定を行います。

Let Site Kit place code on your site(Site Kit がサイトにコードを配置できるようにする)
Let Site Kit place code on your site は、デフォルト状態では設定がON になっています。
WebサイトがAMPの場合、Google AdSense 自動広告(AMP)のコードが自動挿入されます。

※ 手動または他のプラグインでGoogle AdSense コードを制御している場合は、二重記入となるため、OFF にしてください。

Site Kit:Google AdSenseのコードを自動挿入設定
デフォルト設定ではコードの自動挿入がON になっている。

Google アナリティクス の設定

Google アナリティクス では紐付けるビューを指定し、トラッキングコードの自動挿入 設定が行えます。

Let Site Kit place code on your site(Site Kit でサイトにコードを配置)
Let Site Kit place code on your site をON にするとトラッキング コードが自動挿入されます。OFF にすると自動挿入はされません。

Anonymize IP addresses(IP アドレスの匿名化)
Anonymize IP addresses は、アクセス ユーザーのIP アドレスが匿名化されます。(他のデータ収集はできる。)

Logged-in users(ログイン ユーザー)
Logged-in users は、WordPress にログインしているユーザーに対してGoogle アナリティクスから除外され、データ収集されません。

Site Kit:Google Analyticsの設定

Google Tag Manager の設定

Google Tag Manager では、紐付けるコンテナ IDを指定し、コンテナ コードの自動挿入 設定が行えます。
AMP化している場合は、AMP コンテナを指定します。
Transitional(トランジショナル)にしている場合は、Web コンテナとAMP コンテナを指定していることでそれぞれの対応したGoogle Tag Manager コードが自動挿入されます。

※ Google アナリティクス で自動挿入 ONにしており、Google Tag Manager にGoogle アナリティクス のタグが入っていた場合は二重測定になります。その場合、どちらかをOFF にしてください。

Site Kit:Google Tag Managerの設定

コードの自動挿入について

Site Kit のコードの自動挿入は、<head>内や<body>内の適切な位置に挿入されています。

Site Kit:コードを自動記入
Google アナリティクス・Google Tag Manager・Google AdSense のコードが自動的に挿入されている。

3. Core Web Vitals 指標スコア

2020年6月18日 アップデート(バージョン 5.4.2)でSite Kit のダッシュボードに新しいSEO 要素となるCore Web Vitals 指標スコアが確認できるようになりました。

Page Speed and Experience 欄が追加されており、「In the Lab」「In the Field」指標がモバイルとデスクトップのデバイス別でスコアを確認できます。

Page Speed and Experience
ホームページの読み込み速度、ユーザーがコンテンツを操作する速度、およびコンテンツの安定性。

In the Lab(ページのパフォーマンス安定性)

Lab データは、制御された環境で実行されるテストで測定されたページが現在どのように実行されているか示すスナップ ショットです。

Total Blocking Time(ブロッキングの合計時間)
入力応答を図る指標。(First Input DelayとTime to Interactiveの間の合計時間)
ページが読み込まれてから書き込みの入力するまでの待機時間を300ミリ秒(ms)未満以下を推奨しており、スコアの値が小さければ小さいほど良い。

Largest Contentful Paint(最大コンテンツの描画)
ページが表示速度を測る指標。
ページが読み込みを開始してから2.5秒以内に表示を推奨しており、スコアの値が短ければ短いほど良い。

Cumulative Layout Shift(累積レイアウト変更)
視覚の安定性を測る指標。
ページ読み込み開始されてからページ レイアウト崩れ発生の累積スコアが0.1 (単位はない)未満を推奨しており、スコアの値が小さければ小さいほど良い。

In The Field(実際のユーザー体験)

フィールドデータは、実際のユーザーが実際にページをロードし、時間をかけてどのようにページを操作したかを示すスナップ ショットです。

First Input Delay(初回入力遅延)
ユーザーの応答性を測る指標。
ユーザーがページ内でアクション(クリック・タップ・テキスト入力など)を起こせるまでの待機時間を100 ミリ秒(ms)以下を推奨しており、スコアの値が短ければ短いほど良い。

Largest Contentful Paint(最大コンテンツの描画)
ページが表示速度の指標。
ページが読み込みを開始してから2.5秒以内に表示を推奨しており、スコアの値が短ければ短いほど良い。

Cumulative Layout Shift(累積レイアウト変更)
視覚の安定性を測る指標。
ページ読み込み開始されてからページ レイアウト崩れ発生の累積スコアが0.1 (単位はない)未満を推奨しており、スコアの値が小さければ小さいほど良い。

※ 各指標の詳細は、Web.dev のUser-centric performance metricsWeb Vitals で説明されています。

Site Kit 導入時の注意ポイント

連動したGoogle サービスは共有されない

ダッシュボードで表示されるGoogle アナリティクスやSearch Console などの数値は他のWordPress アカウントユーザーには表示されません。
他のユーザーもSite Kit 上で各種のデータを閲覧するためには、同様にGoogle アカウントの認証を行い、Site Kit へのアクセス許可を出す必要があります。
そのためには、各Google サービスの閲覧権限を所有している必要があります。

Google アナリティクス の二重計測

デフォルト設定のSite Kit ではGoogle アナリティクスのトラッキング コードが自動挿入する設定になっているため、Google アナリティクス が2重計測する可能性があります。
次の状態になっていないか確認してください。

  1. WordPress テーマにGoogle アナリティクス のトラッキング コードを挿入している。
    1. functions.phpやheader.php に直接記入している。
    2. テーマの機能(カスタマイズ)に設定している。。
  2. 他のプラグインにGoogle アナリティクス のトラッキングコードを設定している。
    1. All in One SEO Pack などで設定している
  3. Google Tag Manager にGoogle アナリティクス の計測タグを公開している。

上記が設定が該当している場合、Google アナリティクスの計測が2重で行われる可能性があります。
Google アナリティクス の計測値が次の状態になっていたら、二重計測しています。

  • ユーザー・PV・セッション 数が急増し、数値がゾロ目(偶数)になっている。
  • 直帰率が大幅に改善され、40%未満になっている。

解消方法

一番手っ取り早いのは、Site Kit のGoogle アナリティクスのトラッキング コードの自動挿入をOFF にすることです。
Site Kit を優先するのするのであれば、各機能からGoogle アナリティクス コードを削除してください。

「Google アナリティクス のリアルタイムで確認」「ページのソースでコードを確認」で確認が行えます。
確認する際には、シークレットモードを使用されることをおすすめします。

Google AdSense コードの二重挿入

Site Kit のデフォルト設定ではGoogle アナリティクス トラッキングコードの自動挿入がONになっているため、トラッキングコードの二重挿入になっている可能性があります。
次の状態になっていないか確認してください。

  1. WordPress テーマにGoogle アナリティクス のトラッキング コードを挿入している。
    1. functions.phpやheader.php に直接記入している。
    2. テーマの機能(カスタマイズ)に設定している。
  2. 他のプラグインにGoogle アナリティクス のトラッキングコードを設定している。
    1. All in One SEO Pack などで設定している。

上記が設定が該当している場合、Google アナリティクス トラッキングコードが二重挿入されている可能性があります。

解消方法

一番手っ取り早いのは、Site Kit のGoogle アナリティクス トラッキングコードの自動挿入をOFF にすることです。
Site Kit を優先するのするのであれば、各機能からGoogle アナリティクス トラッキングコードを削除してください。

ページのソースコードを確認すると挿入有無がわかります。
確認する際には、シークレットモードを使用されることをおすすめします。


まとめ

長々と説明しましたがSite Kit by Google を要約すると以下です。

  1. Google公式 が開発したWordPress プラグイン。
  2. Google サービスと連携でき、インサイトとして数値を見ることができる。
  3. Google AdSense・Google アナリティクス・Google Tag Manager のコードを自動挿入できる。

今までは、ファイルに直接記入 or プラグインを使用して、コードの挿入&数値の可視化を行っていましたが公式ではないので今ひとつ信用度が落ちる感じでした。
Site Kit by Google によって、各コードの挿入の使い勝手が非常によく、各数値もダッシュボードでインサイト確認できるのも管理者としても非常に楽です。

懸念していた動作も軽く、安定しているので問題ありません。
他のプラグインとの干渉も、Site Kit の機能は「サービスからの数値を引っ張って表示」「コードの自動挿入」なので干渉は起きないのではなかと考えています。
Google サービスのGoogle AdSense・Google アナリティクス・Search Console などを使用しているのであれば、Site Kit を導入したほうがいいと思います。

また、Google はAMP(Accelerated Mobile Pages)を推奨している事もあってか、AMP公式プラグイン「AMP」との相性がとても良いです。
WordPress というよりも AMP (Accelerated Mobile Pages) に力を入れてくこと、Google AdSense による広告拡大をGoogle はリソースを投入することは明言しているので、そこらの布石としてSite Kit を投入した感があります。

Google 公式イベント「Google for WordPress Publisher tại HCM」でGoogler が「Google は(Google AdSenseの)広告費を支払う準備ができている。ユーザービリティを改善してWordPress パブリッシャーに稼いで欲しい」と言っていました。また、Google AdSense のヘルプ コミュニティ でも「サイト承認について」「広告コードの挿入」に関しての投稿が多々ありましたが、Site Kit でそれらの問題を解消できる と思います。

Google 的には、「情報を拡げる=投稿者を増やす」「Webサイトの情報を多角的に評価できる=情報の質を改善」「エンドユーザーにとって質の高い情報=広告の拡大」結果、投稿者が稼げる ような構図にしていくのではと思っています。

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